■ 抄録・要旨
| 調査は53機関が参加し、湿性沈着66地点、乾性沈着55地点(フィルターパック(FP)法:36地点、パッシブ法:38地点)で調査を実施した。
FP法の測定結果から、乾性沈着推計ファイルVer.4-1-1を用いてインファレンシャル法による乾性沈着量の推計を行った。平成23年度の各調査地点の乾性沈着量(ガス+粒子)は、非海塩由来硫酸成分が1.9〜29.8(平均値10.9)mmol/m2/y、硝酸成分が2.1〜35.0(平均値13.6)mmol/m2/y、アンモニウム成分が3.8〜309(平均値24.2)mmol/m2/yだった。
乾性沈着量が総沈着量に占める割合(乾性沈着量/(乾性沈着量+湿性沈着量)×100(%))は、非海塩由来硫酸成分が4.5%〜47.6%(平均値24.0%)、硝酸成分は、4.5%〜65.0%(平均値33.2%)、アンモニウム成分は、8.3%〜71.9%(平均値33.9%)であった。
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